一般社団法人　天井耐震化設計機構 【 TSE機構 】

　去る2011年３月に発生した東日本大震災により、学校関係、体育館、文化会館、公民館、室内プール、武道場などの天井板が崩落し、甚大なる人的、物的な被害を生じました。天井板崩落被害はこれまでも幾度となく報告はありましたが、天井落下防止対策基準や正式な基準又は詳細基準が無く、それぞれの施工者に委ねたまま被害の拡大や脅威となりました。

　私どもTSE機構は国交省講習会による「天井落下防止ネットの構造計算基準」に忠実に対応することを目的に、また啓蒙活動を目的に2015年に発足をしました。
　これらの適用基準に基づいて「耐震対策の社会貢献」「設計根拠の一元化」「技術者の養成」を目指して、一般社団法人天井耐震化設計機構は、天井落下防止ネットの構造計算書の統一、設計手法、積算技術者の養成、その他落下物の補強策など、今まで公式がなかった基準を捕捉し安全で確実な設計及び施工を目的とします。
　会員様をはじめ業務従事者様を悩ませていた現場ごとの迅速な構造計算作成対応、部材選定、モデル図（割付図）の作成助言や根拠の証明が可能であり、確実にして安全な施工にお役立てください。
　また、第三者機関への申請証明書発行手続きの一部資料として当社団法人の発行資料をご活用いただければ幸いに存じます。